妖精のたまご

鱗粉をたどって森の中へ、いろんな色に光るたまごは妖しい魅力をはなっていた。

 

あまりの美しさに手を伸ばし、ひとつもいでみる。

 なんておいしそうなんだろう!

ひとくち食べると見えるものがすべてがカラフルで幻想的になった。


ふたくちめで空を飛んでいるような感覚になる。


みくち食べてしまったものなら元の世界に帰れなくなってしまうだろう。